地図検索で「不適切な結果」、グーグルが謝罪
ニューヨーク(CNNMoney) 米グーグルの地図サービス「グーグルマップ」で、「n」で始まる黒人差別用語と「ハウス」という単語を組み合わせて検索すると、ホワイトハウスの場所が表示される問題が発生した。
この問題は、短文投稿サイトのツイッターに検索結果のスクリーンショットが掲載されたことをきっかけに、19日にかけてうわさが広まっていた。
グーグル広報は、「グーグルマップ上で、あってはならない不適切な結果が表面化した。不快感を与えたことに謝罪する」とコメント。問題は直ちに修正すると説明した。
問題が発生した原因は不明。検索に詳しい専門家のダニー・サリバン氏は、グーグルが特定の単語と地図上の場所を結び付けている方法に関係があると推測し、「グーグルはブログなどに掲載された場所に関する話題を参照して関連付けを行っている。それが原因だと思う」と指摘した。
サリバン氏は、何者かが意図的に「n」用語の検索結果をホワイトハウスに結び付けたわけではないとの見方も示し、不適切用語への言及数がそれほど多くなくても、不特定多数がかかわるクラウドソーシングではこうしたトラブルが起こり得ると解説する。
グーグルマップを巡っては4月にも、グーグルのスマートフォンOS「アンドロイド」のマスコットが米アップルのロゴに立ち小便する画像がパキスタンの地図上に掲載されて問題になった。