黒人を「ゴリラ」とタグ付け グーグル写真アプリで不具合発覚
(CNN) 米グーグルの写真編集アプリ「Googleフォト」で、黒人の顔写真が「ゴリラ」と認識されてしまう不具合が発覚し、グーグルが対応に乗り出した。
この問題を発見したのは米ニューヨークに住むコンピュータープログラマーのジャッキー・オルシンさん。自分と友人がアップで写っている写真をGoogleフォトで閲覧したところ、「ゴリラ」のタグが付いているのを見つけて驚愕(きょうがく)した。オルシンさんも友人もアフリカ系米国人だった。
不具合の原因は、同アプリの画像認識ソフトが写真を誤認識して自動的にゴリラのタグを付けたことにあった。オルシンさんは6月28日のツイッターに、「どんなサンプル画像を集めればこんな結果が出るんだ?」と怒りをぶつけた。
この投稿が注目を浴び、グーグル幹部ヨナタン・ザンガー氏の目にとまった。同氏は「100%容認できない」問題だったと認め、29日のツイートで「二度とこのようなことが起こらないよう、優先的に対応します」と約束した。