米、最速スパコン開発に向け大統領令 中国に挑む

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米国が開発中の次期スパコン「サミット」=オークリッジ国立研究所

米国が開発中の次期スパコン「サミット」=オークリッジ国立研究所

ニューヨーク(CNNMoney) 世界最速のスーパーコンピューターをめぐる競争で、米国の「タイタン」が中国の「天河2」に世界一の座を奪われたのは2013年のこと。

だがオバマ米大統領は、何とかして首位の座を奪還する意向だ。同大統領はこのほど、世界最速のスーパーコンピューター開発に向けた「国家戦略コンピューティング・イニシアティブ」を定めた大統領令に署名した。

国防総省とエネルギー省、それに全米科学財団(NSF)が研究開発を先導する。新しい技術はより優れた「経済競争力と科学的発見」のために使われると大統領令は定めている。

開発されるのは、史上初の「エクサ級」のスパコンだ。計算速度は1エクサフロップ。つまり1秒間に100京回の計算ができる。

天河2は1秒間に3京8860兆回の計算が可能だから、エクサ級スパコンは天河2の30倍の演算能力をもつことになる。

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