「ソーシャルメディアが人生変えた」 インド首相がFB訪問
ニューヨーク(CNNMoney) インドのモディ首相は27日、米カリフォルニア州のフェイスブック本社を訪れて、マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)と対談した。
モディ首相はツイッターで1520万人にフォローされ、フェイスブックでは3000万人の「いいね」を集める。写真やコメントなども頻繁に投稿しており、ソーシャルメディアは外交の鍵を握ると指摘した。
ザッカーバーグ氏は同氏のソーシャルメディア利用について、世界の指導者と市民との対話の模範になると評価する。
インドでは国民の80%に当たる10億人あまりがまだインターネットを利用できていない。この10億人をつなぐことは「現代の人類にとっての最大級のチャンス」だとザッカーバーグ氏は力説した。
貧しい家庭に生まれたモディ氏は、子どもの頃から働いていて十分な教育を受けられなかったといい、「ソーシャルメディアを通じてそれを補うことができた」とも告白した。
インドへの企業の進出を促すための規制緩和や男女の機会均等にも言及し、「人口の50%を家庭に閉じ込めておいたのでは、経済目標は達成できない」と指摘している。
インド首相が米西海岸を訪れたのは33年ぶり。フェイスブックに続いてグーグル本社を訪問し、共同創業者のラリー・ペイジ氏やエリック・シュミット会長と面談した。
これに先立つ26日にはテスラ・モーターズのイーロン・マスクCEO、アップルのティム・クックCEO、マイクロソフトのサトヤ・ナデラCEO、グーグルのサンダー・ピチャイCEOとも面談している。