アップルの「iPhone」販売台数、10億台近づく
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルのスマートフォン「iPhone」の販売台数が、この夏にも10億台を突破する見通しだ。
最初のiPhoneが発売されたのは2007年6月29日。それから2015年末までの間に8億9600万台のiPhoneが売れた。25日に予定されているアップルの決算発表では、2016年1~3月期のiPhoneの販売台数を5000万台と報告する見通し。これで発売以来の総数は9億4600万台になる。
調査会社ファクトセットがまとめたウォール街のアナリスト予想では、4~6月期にはさらに4400万台が売れ、総数は9億9000万台に達する見通し。
iPhoneに対する熱狂はこのところ薄れつつあるものの、販売台数が7月前に10億台に達する可能性もある。そのためにはアップルが予測より1000万台多く売る必要があるが、新モデルの「iPhone SE」がこの春の販売実績を押し上げれば、その可能性は十分にある。
ただ、アナリストの予測が正しければ、10億台到達は7月になる見通しだ。現時点では、7月20日に10億台目のiPhoneが売れると予想している。
アップルはこれまでにもMacコンピューターをはじめ、タブレット端末の「iPad」や音楽プレーヤーの「iPod」などのヒット商品を次々に生み出してきた。しかしiPhoneのこれまでの販売総数は、1993年以降のMacとiPadとiPodを合わせた販売台数を上回る。
iPhoneが発売されたのは9年前だが、その半数は過去2年あまりの間に販売された。このままのペースが続けば、2020年までに20億台に到達する見通しだ。