庭から空へ、家庭用電力飛行機の開発進む 18年にも販売か

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気象条件の良い昼間にだけ飛ぶよう設計されている

気象条件の良い昼間にだけ飛ぶよう設計されている

(CNN) 壁のソケットで充電して庭から離陸、電気エンジンは静粛性が高く隣近所の迷惑にもならない――。ドイツの大学院生らがそんな家庭向け電気飛行機の開発を進めている。

この超小型電気飛行機は「リリウム」と名付けられた。卵形の複座機で、ヘリコプターのように垂直に離着陸できる。試作段階だが、技術者によれば、最高時速400キロに達し、航続距離も500キロに及ぶとされる。ドイツの設計チームは2018年までに一般販売につなげたい考えだ。

リリウムの開発プロジェクトは独ミュンヘン大学の大学院生4人が立ち上げた。起業に際しては欧州宇宙機関(ESA)の支援を受けている。

創設メンバーの1人、ダニエル・ビーガンド氏はESAを通して出した声明の中で、実用面や環境面の利点を強調。空港のような巨大インフラがなくても日常的に使える航空機を開発するのが目標だとしている。

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