ポケモンGO、ボスニアでは「地雷に注意」の呼び掛け
(CNN) 旧ユーゴスラビアのボスニア・ヘルツェゴビナで、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」に熱中した人が地雷原に迷い込むケースが相次ぎ、同国の非政府組織(NGO)が注意を呼び掛けている。
ポケモンGOは、スマートフォンの画面上で現実世界に重なって現れるポケモンを捕まえるゲーム。米国などで今月6日に先行公開されて人気を呼んでいる。
しかしボスニア・ヘルツェゴビナの国土には、1992~95年の紛争で埋められた地雷がまだ何万個も残っている。
地雷撤去に取り組むNGOが今週、フェイスブックに投稿した文面によると、ポケモンを捕まえようとして地雷原などの危険区域に入ってしまう人が続出しているという。同NGOは「地雷への注意を促す標識を守り、見知らぬ場所には入らないように」と呼び掛けた。
これまでにポケモンGOが強盗に悪用されたり、ユーザーが崖から落ちたりした例も報告されているが、暗い話ばかりではない。
ニュージーランドのある男性はバリスタとバーテンダーの仕事をやめ、全種類のポケモンを手に入れる旅に出た。米インディアナ州の動物シェルターは、ポケモン探しのついでに犬を散歩させてくれる愛犬家を募集している。