市役所の壁面が巨大「テトリス」に、プレー可能 テルアビブ
(CNNMoney) 20年以上前に一世を風靡(ふうび)したコンピューターゲーム「テトリス」が、巨大化して華々しく再登場――。イスラエル中部テルアビブの市役所ビルの外壁が、先週末からゲームのスクリーンに早変わりして話題を呼んでいる。
今月25~29日に開催されるハイテクベンチャーの祭典「DLDテルアビブ」に向けたイベントのひとつ。約3000平方メートルの巨大スクリーンには480個のLEDランプが取り付けられた。近くにあるラビン広場に高さ1.5メートルほどの操作レバーが2本設置され、市民らが対戦を楽しめるようになっている。
テトリスは今週中いっぱいと来週から月末までの毎週木曜日、日没後に登場する。ビルにはほかにも「ヘビゲーム」や卓球ゲーム「ポン」など、1980年代の人気作が映し出される。
ビルの壁面を使った巨大テトリスの例はこれが初めてではない。
2014年には米フィラデルフィアで、29階建てのビルが画面に使われた。13年にも米マサチューセッツ工科大学(MIT)の学生グループがキャンパスの建物を乗っ取り、LEDを無線で操作してテトリスを繰り広げた。さらにさかのぼって95年には、オランダのデルフト工科大学で似たような試みがあった。
米ハリウッドでは、テトリスをSF三部作として映画化する構想が進められている。