米欧で人気サイトが利用不能に 大規模サイバー攻撃

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ニューヨーク(CNNMoney) 短文投稿サイトのツイッターや動画配信サービスのネットフリックスなど多数の人気サイトが21日、大規模なサイバー攻撃の影響を受け、米国などで一部のユーザーがサービスを利用できない事態が生じた。これを受け、米連邦捜査局(FBI)などが捜査に乗り出している。

影響を受けたサイトはツイッターやネットフリックスのほか、手芸品のフリーマーケット「エッツィー」、開発者向けサイト「ギットハブ」、ニュースサイト「ボックス」、音楽配信サービス「スポティファイ」、民泊仲介サービス「エアビーアンドビー」、掲示板サイト「レディット」など。

攻撃を受けたのはウェブサイトのドメイン管理や接続のサービスを行うダイン社。ドメインネームシステム(DNS)を扱う同社のサーバーが2度にわたり分散型サービス拒否攻撃(DDoS攻撃)を受けた。DDoS攻撃は一つのウェブサイトに大量のアクセスを浴びせ、サービスに支障を生じさせるもの。

サイバーセキュリティー企業センティネルワンのセキュリティー戦略責任者は、こうしたDNSサービス提供会社の1つを攻撃すれば、多数の人気オンラインサービスに不具合を生じさせることができると指摘する。

別の専門家は、通常DDoS攻撃は個別のウェブサイトを狙うことが多いが、ネット上の「電話帳」とも位置付けられるDNSへの攻撃は全員の電話帳が同時に焼失するような結果をもたらすと説明した。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「Tech」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]