アジア系男性がネットで旅券申請、「目の細さ」で拒絶される

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ソフトウエアが両目を開けていると認識できなかったというリーさんの顔写真

ソフトウエアが両目を開けていると認識できなかったというリーさんの顔写真

(CNN) ニュージーランド(NZ)のアジア系男性の国民がインターネットを通して旅券を申請した際、「両目を開ける」基準に合致していないとしてアップロードを試みた顔写真が不許可となる出来事がこのほどあった。

この男性はリチャード・リーさんで、CNNの取材に両目は開けていたと証言。インターネットの反応に「笑い転げてイスから落ちた」としながらも、目が細いことは自覚しているがこれまで問題はなかったと説明。「コンピューターが目の小ささを認知出来なかったのはこっけい」とも述べた。

オーストラリア・メルボルンの大学に在学中のリーさんは異なった顔写真の送付を3度試みた後、旅券発給当局に電話で助けを求めていた。目の中の陰影や顔部分に当たったまだら状の照明がネットのソフトウエアによる認識の障害になったとの説明を受けたという。

結局、自分の手元にあった写真を使っての旅券申請をあきらめ、地元の郵便局に行き、パスポート用の写真を撮って試みたところ、うまくいったという。

顔写真の自動認識システムなどが非白人を対象にした場合、不具合を起こす事例は過去にも起きていた。台湾系の米国人女性は2010年、自らの顔をデジタルカメラで撮影していた際、「誰かまばたきした?」のメッセージが出続けるのに衝撃を受けたとの体験談を明かしてもいた。

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