フェイスブックで海外送金、英企業が新サービス開始
ロンドン(CNNMoney) ロンドンに拠点を置く送金会社トランスファーワイズは22日までに、フェイスブックの「メッセンジャー」アプリを使って他国に送金ができる新たなサービスを立ち上げた。
ユーザーはトランスファーワイズがフェイスブック上に作ったチャットボットを通じ、米国、カナダ、オーストラリア、欧州連合(EU)諸国の間でお金をやり取りすることが可能になる。普段使用する通貨の為替レートに関する情報も、チャットボット経由で受け取れる。
これまでのところフェイスブック上で送金を行えるのは米国内のみで、他国への送金を扱うサービスは存在しなかった。
新興企業のトランスファーワイズは100万人を超える顧客を抱え、毎月10億ドル(約1130億円)に迫る額の資金の移動に携わる。同社を利用することでユーザーは国際間の送金で発生する手数料の支払いを免れることができる。
英金融行動監督機構(FCA)の管轄下にあるトランスファーワイズは、フェイスブック上のチャットボットについて、関連するあらゆる消費者保護法に準拠したサービスだと説明している。
フェイスブックは昨年4月に、メッセンジャーを使ったチャットボットのサービスを開始した。