20世紀FOX、初のテーマパークをマレーシアに建設へ
(CNN) 米映画・テレビ大手、20世紀フォックスはこのほど、マレーシアに建設する初のテーマパークの計画を正式発表した。首都クアラルンプール郊外の大型複合リゾート施設、リゾート・ワールド・ゲンティンの一部として、2016年にオープンする。
計画によると、テーマパークの名称は「20世紀フォックス・ワールド」。10ヘクタール余りの敷地に「アイス・エイジ」「エイリアンVS.プレデター」「猿の惑星」など、同社のヒット映画をテーマにした25のアトラクションを設置する。子ども連れからスリルを求める若者まで、幅広い年齢層が楽しめる施設となる見通しだ。
同国でカジノ、リゾート経営などを手掛けるゲンティン・マレーシアが3億ドル(約310億円)を投資する。国内を中心に中国、東南アジア諸国からの来場者が見込まれる。
20世紀フォックス幹部がCNNに語ったところによると、同社は今後さらに別の場所にもテーマパークを建設する計画を進めているという。
マレーシアは中間所得層の拡大とともに観光産業が急成長していることから、テーマパークの建設地として有力な選択肢といえる。12年にはアジア初のレゴブロックのテーマパーク「レゴランド」がオープンし、今年10月に世界最大規模の「レゴランド・ウォーターパーク」が増設された。年明けにはこれにホテルが加わる計画だ。
隣国タイの西海岸パタヤ近郊にも来年半ば、体験型ウォーターパークの「カートゥーン・ネットワーク・アマゾン」が誕生する。