ギリシャ・コルフ島の空を流れる天体映像、撮影秘話
(CNN) ギリシャの天体写真家が、同国のコルフ島で撮影した天体写真6万枚で構成するタイムラプス動画を制作した。太陽や月や星が空を流れる映像を見れば、コルフ島に魅了されずにはいられない。
動画を制作したのは同島生まれのバシリス・メタリノスさん(29)。2010~14年に撮影した写真を組み合わせて、5分間の動画「コルフ夜景―星のカンパニー」を完成させた。BGMの作曲はジョン・ミリアディスさんが担当した。
メタリノスさんは10年ほど前から天文学に興味を持ち、天体写真歴は約7年。CNNのインタビューに応じ、巨大な月をレンズに収める秘密などを語ってくれた。
CNN:動画制作を思い立ったのは?
メタリノス:私のタイムラプス動画はこれで5本目で、生まれ故郷のコルフ島への愛着と、夜空への情熱に駆り立てられた。コルフ島は長く豊かな歴史と息をのむほど美しい光景がある。夢や魔法のような気分で空を見上げて星を眺められる。
CNN:コルフ島が星空観測に適している理由は?
メタリノス:ユネスコの世界遺産に指定された旧市街から天体を観測できる。ベネチアの城塞とフランスやイギリスの建築が並ぶ欧州最大級のエスプラナード広場から見る土星の輪や木星の大赤斑は、この上なく美しい。