電子機器の持ち込み禁止、週末から 航空各社対応に追われる
ドバイ(CNNMoney) 米国と英国が中東や北アフリカの一部の空港からの直行便について、スマートフォンより大きい電子機器の機内持ち込みを禁止したことを受け、新ルールが適用される25日以降、対象の空港では混乱も予想される。
乗降客数が世界最大級のアラブ首長国連邦(UAE)ドバイ空港と、同空港を拠点とするエミレーツ航空も例外ではなさそうだ。
業績への悪影響を懸念するエミレーツは23日、ドバイで乗り換える乗客の負担を軽減する措置を打ち出した。
ドバイ経由で米国に向かう乗客は、最初の搭乗地からドバイまでは電子機器の機内持ち込みが認められる。ただし、ドバイで米国行きの便に搭乗する前に、ゲートで電子機器を保安要員に渡さなければならないという。
ドバイが最初の搭乗地である乗客については、預け荷物とともに電子機器についても搭乗手続きを行うことを勧めるとしている。
一方、中東地域の他の航空会社では、米国行きの便に乗るすべての乗客に対し、電子機器を預け荷物に入れてチェックインし、それから保安検査を受けるよう求めている。
エミレーツのティム・クラーク社長はCNNMoneyの取材に対し、新ルールは「非常に破壊的」だと述べ、一部の航空会社や空港だけが対象になるのはなぜかと疑問を呈した。