世界の航空機搭乗者、今後20年で中国人が最多に 2040年までに倍増
(CNN) 世界各地で航空機を利用する乗客は、今後20年で現在の2倍以上に増え、搭乗者に占める割合では中国が米国を抜いてトップに立つ見通しだ。各国の空港でつくる国際空港評議会(ACI)が2040年までの予想をまとめた。
それによると、航空機の搭乗者総数は2017年の82億人から、2040年には209億人に増える見通し。
特に中国の乗客は急増が見込まれ、2040年に世界の搭乗者数に占める割合は約19%に達する見通し。2位の米国は約15%、3位のインドは6.3%になると予想している。
世界の航空業界では多額を投じた空港インフラの増改築や新空港の建設が進んでいるが、大混雑を避けるためにはさらなる投資が必要になるとACIは指摘する。
2017~40年にかけて搭乗者数の急増が予想される上位10カ国は以下の通り。
1.ベトナム 7.8%
2.インド 6.8%
3.サウジアラビア 6.2%
4.アラブ首長国連邦 5.7%
5.中国 5.5%
6.フィリピン 5.4%
7.インドネシア 5.4%
8.コロンビア 5.4%
9.メキシコ 5.4%
10.マレーシア 4.8%