米本土の7月は観測史上最高の暑さ、干ばつなどの被害拡大
(CNN) 米海洋大気局(NOAA)は8日、米本土の7月の平均気温が1895年の観測開始以来、最高を記録したと発表した。猛暑の影響で干ばつや山火事などの被害も広がっている。
NOAAによると、アラスカ州とハワイ州を除く米本土48州の7月の平均気温はセ氏25.3度と、これまでの最高だった1936年7月の25.2度を上回った。
さらに、2012年1月から7月までの平均気温と、過去1年間の平均気温がともに観測史上最高を記録し、ワシントン州を除くすべての州で気温が過去の平均を上回った。
各地で記録的な猛暑が続く中、干ばつの被害も拡大し、ネブラスカ、カンザス、アーカンソーの3州では5月から7月にかけて記録的な乾燥に見舞われた。
この影響でトウモロコシと大豆の不作が広がり、飼料不足のためやむなく家畜を売ったり処分したりする農家も増えている。米農務省は全米の半数以上の郡を災害地域に指定した。