オバマ大統領もモヒカン刈り検討? NASA職員激励でジョーク
(CNN) オバマ米大統領は13日、米航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)への電話で火星探査機「キュリオシティ」の着陸成功を祝った。大統領はこの中で、インターネット上で話題を呼んだモヒカン刈りの職員に言及し、自身も同じ髪型にしてみたいと話して笑いを誘った。
大統領からの電話は、専門チャンネル「NASAテレビ」で放送された。「私自身もモヒカン刈りにしようかと考えたことがある。だが(側近の)チームにずっと引き止められてきた」と明かし、「モヒカンの彼にはプロポーズが寄せられ、ツイッターのフォロワーが何千人も増えたという。私もチームに再度打診してみようと思う」と述べた。これを受けて、NASA側の数十人から笑い声が上がった。
話題の中心人物はボバック・ファードーシ氏。今月6日、キュリオシティ着陸成功に沸く管制室の中で、赤と黒のモヒカン刈りに黄色の星を配した髪型がひときわ目立っていた。
大統領はJPLのエラチ所長らに「NASAの皆さんも、白いシャツに黒縁めがねの時代からずいぶん変わって、ちょっと格好よくなりましたね」と語りかけ、「米国の精神を体現する」宇宙探査の業績を称賛。キュリオシティによる新たな発見が「火星有人飛行というさらに大きな目標の土台になる」と述べた。
キュリオシティは約2年間にわたる火星での活動で、生命存在の痕跡などを探す。オバマ大統領は「火星人と接触したらすぐに知らせてほしい」と、その成果に期待を示した。