オバマ大統領が指名受諾演説、再選目指す
さらに、14年までの輸出倍増、今後10年で4兆ドル(約315兆円)強の財政赤字削減の目標を打ち出した。
こうした目標についてオバマ大統領は、「私の示す道程は、すぐに実現できるものでも、簡単に実現できるものでもない」「何十年もの間に積み重ねられてきた課題を解決するには、何年もかかるだろう」としながらも、「我々の問題は解決できる。我々の課題は克服できる。我々の道は険しいかもしれないが、より良い場所へとつながっている」と力を込めた。
4年前の大統領選で自身を勝利に導いた「チェンジ(変化)」のキャッチフレーズにも触れて「もしも今、背を向けて、我々が目標として戦ってきた変化は不可能だという不信感にとらわれてしまったら、変化は起こらない」と述べ、変化のために戦い続けてほしいと有権者にアピールした。
「私は今ほど米国に大きな希望を抱いたことはない。それはあなた方のおかげだ。もしあなた方が同じ希望を抱いているのなら、投票でそれを示してしてほしい」と呼びかけ、「我々は後戻りはしない。誰も取り残さない」と演説を締めくくった。