NFL選手、交際相手の女性を殺害し自殺 米国
(CNN) 米ミズーリ州カンザスシティーで1日、米プロフットボールリーグ(NFL)の地元チーム、チーフスの選手がコーチらの目の前で自殺した。選手はこの直前、交際相手の女性を殺害していたとみられる。
警察によると、自殺したのはジョバン・ベルチャー選手(25)。交際相手のカサンドラ・パーキンスさん(22)宅でパーキンスさんを射殺し、約20分後に近くのトレーニング施設の駐車場で自身の頭部を撃った。
現場の駐車場に警察が出動した時、ベルチャー選手は銃を頭部に当てたまま、チームのゼネラルマネージャー(GM)やコーチら3人に感謝の言葉を述べていた。話し終えてから施設の玄関前まで歩き、引き金を引いたとみられる。
チームは事件を確認したうえで、捜査への協力を表明。2日の試合は予定通り実施する方針を示した。
ベルチャー選手はニューヨーク州出身。4年前の大学卒業と同時にチーフスと契約し、ラインバッカーとして活躍していた。パーキンスさん宅の別室には同選手との間に生まれた女児(生後3カ月)もいたが、無事だった。現在、親族が世話をしている。