米で銃購入の犯罪歴調査が激増、小学校の乱射事件影響か
ワシントン(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は3日までに、銃器購入に伴う犯罪歴などの確認件数が昨年12月に278万件以上の最高記録を達成したと報告した。昨年通年では前年比で300万件以上増の950万件以上で、これも過去最高記録だった。
統計数字は連邦政府公認の銃販売店だけを対象にしたもの。ただ、これら販売店で実際に売られた銃の数字には触れていない。一部の購入者が複数の銃器を買う例などがあり、算定が困難になっている。
昨年12月の個人情報の照会件数が過去最高になった背景要因は不明だが、東部コネティカット州の小学校では同月中旬、児童20人を含む計26人が殺害される銃乱射事件が起きていた。
FBIによると、クリスマスの買い物シーズンなどはさまれる11月と12月は例年、銃購入者に関する問い合わせ件数が増えるという。
連邦法の規定では、政府から営業許可を得た銃器店では顧客への売買では、FBIや他の機関に連絡し、前科歴や重大な精神的な病歴の有無の確認が義務付けられている。犯罪歴があった場合、銃購入は認められない。