消防士、出動したら自分の家が燃えていた 米国
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク州セルデンで13日、出動命令に応じた消防士が急行の途中、現場は自宅であることを思い知らされる災難があった。現場では通常の作業をこなす「プロ根性」を見せたという。
隣家の住民はCNN系列局の取材に、消防士のマイケル・コスグローブさんは火災場所の通り近くに来て、自宅が燃えていることに気付いたと述べた。消防士の妻、7歳と9歳の子どもは在宅していたが、逃げて無事だった。
サフォーク郡の警察などによると、ピックアップトラックが消防士の自宅に突っ込んで炎上し、家屋も炎上した。トラックの運転手は薬物を飲用して車の制御が出来なくなって民家に突っ込み、天然ガス配管を壊して引火を誘っていた。
運転手は逮捕された。
セルデンの消防署長によると、火災発生の通報は消防士の自宅の隣人から寄せられたため、火元は隣家と受け止めていたという。
コスグローブさんはボランティアの消防士で、昨年起きたビル火災で他の消防士を待つ間、男性を救出した功績で年間の最優秀消防士に選ばれていた。