米国務長官が訪中、北朝鮮への対応で連携確認
北京(CNN) ケリー米国務長官は13日、中国を訪問し、習近平(シーチンピン)国家主席、李克強(リーコーチアン)首相らと会談した。北京での記者会見で、米中両国が北朝鮮に自制を求めていくことで一致したと述べた。
ケリー長官は同時に、両国とも北朝鮮問題との間で脅しの応酬ではなく、平和的解決に的を絞る方針だと強調した。
習主席との会談では朝鮮半島情勢をはじめ、イランの核問題、シリア内戦や中東情勢、世界経済など、困難な課題が重なる重大局面であることを強調し、中国側の協力を求めた。両国は、地域と世界の安定には朝鮮半島の非核化が非常に重要であるとの認識で一致し、その目標の実現に向けて行動していくことで合意したという。
中国側は、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の再開に努め、北朝鮮に合意の順守を求めていく立場を改めて表明した。