米航空会社の体格規定は「差別」? 154キロの男性が訴え
(CNN) 米国で体重154キロの男性が、米サウスウエスト航空に搭乗した際に、降りてもらうこともあると告げられたと訴え、この待遇は差別に当たると主張している。
CNN系列局KDVRによると、マシュー・ハーパーさんはシカゴ発デンバー行きのサウスウエスト航空便に搭乗した際に、客室乗務員から、同機を降りてもらう可能性もあると説明されたという。
「私たちだって人間であり、これは差別だ」とハーパーさんは不満を訴える。
この苦情に対してサウスウエスト航空は遺憾を表明し、ハーパーさんに電話で謝罪したと説明。「彼は予定通りに搭乗した。我々は登場を拒否したわけではない」と強調している。
サウスウエスト航空には体の大きな乗客への対応について定めたポリシーがあり、自分で必要性を認識している乗客に対し、事前に2座席分の予約を取るよう促している。
同ポリシーでは、乗客は隣の座席に「一切」はみ出してはならないと既定。「アームレストは各座席を仕切る境界に当たります。アームレスト間の間隔は17インチ(約43センチ)です。追加座席の購入があれば、サウスウエスト航空は特別な座席のニーズを把握でき、機内で乗客が座る座席の数について適切な計画を立てられます」と説明している。
追加分の座席の料金は、搭乗後に払い戻すという。