米南西部で猛暑 加州で週末に50度超えの予報
(CNN) 米国立測候所(NWS)は、今週末、サクラメントを含むカリフォルニア州北部からアリゾナ州南部に至る地域で気温が急上昇し、2005年にラスベガスで発生し、死者17人を出した猛暑に匹敵する激しい暑さに見舞われる恐れがあるとして、住民に警戒を呼び掛けている。
特に警戒が必要なのはアリゾナ、カリフォルニア両州の砂漠地帯で、カリフォルニア州コーアチェラ・バレーで50度、デスバレーで54度、フェニックスで48度まで気温が上昇すると見られている。またネバダ州ラスベガスでも46度までの気温上昇が見込まれている。
CNNの気象学者、インドラ・ピーターソンズ氏によると、猛暑の原因はこの地域を覆っている高気圧が太平洋岸北西部からの涼しい風を遮断しているためで、この状況は週明けまで続くという。
カリフォルニア州デスバレーでは、1913年7月10日に地球上の観測史上最高気温である56.7度が記録され、今年はちょうど100周年に当たる。ただ、デスバレーの30日の予想最高気温は54度で、ピーターソンズ氏は、今週末にこの記録が更新される可能性は低いとしている。