脳をむしばむアメーバで新たな感染者、1人は容体改善
(CNN) 米フロリダ州で12歳の男子中学生が脳をむしばむ病原性アメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に感染して入院した。米疾病対策センター(CDC)が13日、CNNに明らかにした。
米国では1カ月前にもアーカンソー州で12歳の少女が同じアメーバに感染したが、新薬投与などの治療を受けて回復に向かっているという。
家族がCNN系列局のWBBHに語ったところでは、男子中学生は8月3日に自宅近くの水路で友人たちと遊び、翌日は1日中眠り続けた。異変に気付いた母親がすぐに病院に連れて行った。少年は脳の手術を受け、その結果、アメーバ性髄膜脳炎の初期症状と診断されたという。現在は集中治療室に入院している。
CDCはこの患者の主治医と連絡を取り、アーカンソー州の少女の治療に使ったのと同じ実験的新薬を提供した。この新薬が中学生に対して使われたかどうかは分かっていない。