飼育係がゾウに襲われ死亡 米動物園
(CNN) 米ミズーリ州スプリングフィールドのディッカーソン・パーク動物園で11日、ゾウの飼育係のジョン・フィリップ・ブラッドフォードさん(62)がゾウに襲われ死亡した。
地元警察によると、ブラッドフォードさんは、餌をやるためゾウの柵に入ったところ、41歳のゾウ「ペイシャンス」に襲われたという。ブラッドフォードさんが襲われた時、柵の中には他に2人の飼育係がいたが、いずれも無事だった。ペイシェンスがブラッドフォードさんを襲った理由は定かではない。ブラッドフォードさんは勤続30年のベテランで、ゾウ飼育の責任者を務めていたという。
ペイシェンスは1990年からディッカーソン・パーク動物園で飼育されていた。これまで同動物園のゾウが問題を起こしたことはなかったという。
マイク・クロッカー園長は今回の事故を受け、「動物園関係者だけでなく、コミュニティ全体にとって大変悲しい日だ」との声明を発表した。