オバマケアで保険契約打ち切り、大統領が謝罪
(CNN) オバマ米大統領は7日、NBCテレビの単独インタビューで、自らが成立させた医療保険改革法(オバマケア)の施行に伴い、一部の国民がそれまで加入していた保険の解約を迫られているとして謝罪した。
オバマ大統領は、「私の言葉を信じたためにこのような状況に陥ってしまった方々に申し訳ない」「結果として厳しい状況に立たされた方への対応に全力を尽くす」と表明した。
オバマ大統領は医療保険改革法を成立させるに当たり、以前から保険に加入していた人は、同法が施行された後もそれまでの契約を継続できると説明していた。
ところが同法の成立を受けて多くの保険会社がプランを変更する中で、民間保険の加入者の一部が契約を打ち切られる事態が発生。理由はさまざまだが、中には保険会社が経費削減のために、一部の州で加入者の少ないプランを打ち切ったケースもある。
契約を打ち切られた加入者は多くの場合、保険料が安いプランへの加入資格がなかったり、保険料の高いプランへの加入を強いられるなどの苦境に立たされている。
米政府高官によると、オバマ大統領は行政措置によってこの問題を是正する方針だという。
一方、共和党のベイナー下院議長は、誰もが自分の望む保険プランを継続できるようにする法案について、11日の週に下院で採決を行うと表明した。