米ハーバード大学で爆発物騒ぎ、期末試験が一部中断
(CNN) 米東部ボストン郊外の名門校、ハーバード大学に16日朝、爆発物を仕掛けたとの連絡が入り、学生らが一時避難した。爆発物は見つからなかったが、期末試験が中断するなどの影響が出た。
大学警察が同日午前8時40分ごろ受信した電子メールに、校舎3棟と1年生の学生寮1棟に爆発物が仕掛けられたかもしれないと書いてあった。該当する建物に退去命令を出して内部を調べたが不審な装置は発見されず、午後3時までにすべての建物が開放された。キャンパス周辺の道路も一時閉鎖された。
複数の捜査当局者がCNNに語ったところによると、メールは何者かのいたずらだったとみられる。大学当局は連邦、地元機関と協力して犯人の割り出しを急いでいる。
同大学では先週から20日までが期末試験期間となっている。これらの建物で当日予定されていた試験は中止または延期された。退去命令が出た時、一部の学生はすでに試験を受け始めていたという。
再試験の方針は授業によって異なる。一部の理系科目については、学生が同日夜または2月に試験を受け直すか、試験以外の評価で成績をつけてもらうかを各自選ぶことになっている。