オバマ大統領、ローマ法王と会談へ 3月の欧州歴訪で
(CNN) 米ホワイトハウスは21日、オバマ大統領が3月27日にバチカンでローマ法王フランシスコと初めて会談すると発表した。
ホワイトハウスによると、大統領は貧困や格差拡大など、法王と共通の問題意識をテーマに意見を交換したい考えだ。
オバマ大統領は3月24日から欧州を歴訪する。オランダで核安全保障サミット、ベルギーで米・欧州連合(EU)首脳会議に出席した後イタリアを訪問し、バチカンで法王との会談に臨む。
ケリー米国務長官は先週のバチカン訪問後、オバマ大統領が近く法王と会談するとの見通しを示したが、具体的な日程には言及してなかった。
オバマ大統領は2009年に1度だけ、前任の法王ベネディクト16世と会談していた。人工妊娠中絶などを巡る立場ではカトリック教会と対立する同大統領だが、フランシスコ法王には経済問題などで共感を示し、「非常に思慮深く、情熱的な平和と正義の使者」と称賛している。