野生のクマへの餌やりで81歳女を逮捕、再三の警告無視 米
同委などは女性に接触し、野生生物に餌をやってはいけない理由を説明。人間への恐怖心を失わせ、人家の周囲での生活や餌をもらうことに慣れると最終的には建物や人間への害につながるとも説得していた。
ただ、聞き入れなかったため州当局は昨年11月、公式に女性に警告。数週間後、餌やりの再開が確認されたため12月に出廷を命じられ、裁判官は禁止を命令していた。しかし効果はなく、同月24日に裁判が再度開かれ女性は保護観察処分を科されていた。
それでも事態は改善せず、餌を与えるクマの数も増えたため裁判官は逮捕の命令に踏み切っていた。逮捕される際、女性は抵抗し、係員らの殺害も口走ったという。
女性は体育の元学校教師で、今回の逮捕を知った教え子たちは行き過ぎた措置と反発している。女性の夫はがんの末期症状にあり、他に介抱出来る人間はいないと釈放を求めている。