5歳の娘に大量の水飲ませ殺害、夫婦を訴追 米南部
(CNN) 米南部テネシー州に住む夫婦が、5歳の娘に大量の水やソーダを無理やり飲ませ、水中毒で死亡させたとして、殺人などの罪で訴追された。同州ホーキンズ郡保安官事務所がこのほど明らかにした。
CNN系列局のWJHLによると、死亡したのはアレクサ・リンブームさん。2012年1月1日、継母のメアリー・ボーン被告(58)が自分のグレープ飲料を1杯か2杯、アレクサさんに飲まれたことに腹を立て、約2時間で2リットルを超す水やグレープ飲料を無理やり飲ませたとされる。
アレクサさんはメアリー被告の夫、ランドール・ボーン被告(41)の連れ子で、ほかにも虐待を受けていたという。
アレクサさんが意識を失ったため、夫婦が病院に運び込んだが、2日後には脳死と診断され、生命維持装置を外された。
捜査当局は2年間にわたる捜査の結果、死因を急性水中毒と断定し、夫婦を殺人や児童虐待の罪で訴追した。アレクサさんは大量の水分を飲まされたことにより体内の塩分が低下し、脳浮腫を起こして死亡したとされる。
両被告は7日、裁判所に初出廷した。公判は10月に開始される。