航空機へのレーザー照射 年4000回、犯人逮捕に懸賞金も

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航空機へのレーザー照射が激増 米

(CNN) 飛行中の航空機のコックピットに向けてレーザーが照射される事件が米国で急増している。米連邦航空局(FAA)によると、2013年の1年間に起きたレーザー照射は3960回に上り、05年の283回から激増した。平均して1日に11回の頻度で発生しているという。

航空機へのレーザー照射は犯罪に当たり、米連邦捜査局(FBI)は賞金を懸けて犯人の特定につながる情報の提供を募っている。捜査ではヘリコプターやパトカーも利用してレーザーの照射元を突き止め、犯人逮捕につなげてきた。

これまでに摘発されたのはほとんどが10代の少年と30代の男性で、有罪になれば5年以下の禁錮や25万ドル(約2560万円)以下の罰金が科せられる。

FBIだけでなく、米国の11都市やプエルトリコのサンフアンも、犯人逮捕につながる情報に今後2カ月で最大1万ドルの賞金を支払うと表明した。

レーザー照射の被害は特にニューヨークとロサンゼルスで多発している。コックピットにレーザーが照射されるとパイロットが一時的に目が見えなくなることがあり、目に入れば角膜に火傷を負って病院に運ばれることもある。

2年前にはニューヨークのJFK空港に着陸しようとしていた便の副操縦士の目にレーザー光線が入る事態も起きた。

これまでのところ墜落事故は起きていないものの、事故につながるのは時間の問題だとFBIは危惧している。

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