オバマ対クリントン、タフさで上回るのは? 米世論調査
ワシントン(CNN) 次期米大統領選出馬が取り沙汰されるヒラリー・クリントン前国務長官のタフさや指導力は、バラク・オバマ大統領を上回る――。そうみなしている米国人が多数を占めることが、CNNとORCインターナショナルが18日までに発表した世論調査で分かった。
調査ではクリントン氏について、「危機に対応できるタフさがあると」評価する人が64%に上り、オバマ大統領を11ポイント上回った。「決断力のある強いリーダー」と評した人も64%で、こちらもオバマ大統領より14ポイント多かった。
人柄については「好感が持てる」という回答が68%を占め、前々回の大統領選を控えた2007年の調査に比べて5ポイント上昇。「価値観を共有できる」は同6ポイント増の56%、「誠実で信頼できる」も5ポイント増えて56%だった。
「効率的な政権運営の手腕」については約60%、「経済活性化の手腕」は55%、「大統領になれるだけの経験」は61%が「ある」と回答。ただ、「クリントン氏が大統領になれば誇りを感じる」は50%にとどまり、2007年調査に比べると7ポイント減った。
一方、オバマ大統領については57%が「もはや他国の首脳に尊敬されなくなった」と厳しい評価。「決断力のある強いリーダー」とみなす人は50%、みなさない人も50%で評価が二分された。
ただ、人柄については「好感が持てる」が77%に上っている。
調査は3月7~9日に、全米の成人801人を対象に電話で実施した。