オバマ米大統領が自虐ジョーク連発 恒例の記者夕食会
共和党上院議員が長時間に及ぶ演説で予算案審議を妨害したことと、ニュージャージー知事の側近らが政治的動機で意図的に大渋滞を引き起こしたとされる問題を結びつけたり、保守派の論客らは最近までロシアのプーチン大統領を称賛していたと指摘したりした。
大統領のアフリカ系の出自にこだわりを示してきた保守系テレビ局のFOXに対しては、「私がいなくなった後で懐かしく思い出してもらえるだろう。(民主党の次期大統領候補に有力視される)ヒラリー・クリントン氏がケニア出身だと主張するのは無理があるからね」と語り掛けた。
約20分間に及んだ演説の終盤には、設立100周年を迎えたホワイトハウス記者クラブへの「感謝のビデオ」を紹介。途中でビデオがフリーズすると、「だれか直し方を知らないか」と助けを呼んだ。
そこへオバマケア導入時のトラブルに対応したセベリウス前厚生長官が登場し、「私に任せて。よくあることだから」と、パソコンのキーを打って鮮やかに解決してみせるという演出も用意された。
大統領に続いて登壇したコメディアンのジョエル・マクヘイル氏も、オバマケアの混乱を取り上げ、悪いことが起きた時に「HealthCare.govる」という新語まで登場したとジョークを飛ばした。