米カリフォルニア州で銃乱射、容疑者含む7人死亡 計画的犯行か
カリフォルニア州アイラビスタ(CNN) 米カリフォルニア州南部アイラビスタで23日夜、男が車の中から銃を乱射した。地元捜査当局によると、この事件で6人が死亡、容疑者自身も銃撃による傷で死亡した。
死者のうち3人はカリフォルニア大学の学生とみられる。大学当局などによると、銃に撃たれたり容疑者の車にひかれたりして11人が負傷した。
容疑者は映画監督の息子とされる22歳の男で、単独犯とみられる。事件に先立ち、動画共有サイト「ユーチューブ」に「報復」と題した約7分間のビデオを投稿していたとされる。ビデオでは、過去8年間にわたり女性たちに無視されたり拒否されたりしたとして「おまえたち全員に罰を下す」「明日が復しゅうの日だ」などと話していた。捜査当局は「計画的な大量殺人」とみて調べている。
現場はカリフォルニア大学サンタバーバラ校(UCSB)に近い学生街。戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)を控え、多くの若者らでにぎわっていた。銃声を聞いて「花火だと思った」と話す目撃者も多い。
午後9時30分ごろに最初の銃撃の通報があり、約10分後には容疑者の死亡が確認された。この間に容疑者は車を走らせながら路上の人々に次々と発砲した末、駐車中の車に突っ込んだ。容疑者が自殺したのか、警察との銃撃戦で殺害されたのかは明らかでない。
連邦当局が銃の入手経路などを詳しく調べている。地元メディアは捜査当局の話として、容疑者に重度の精神疾患があったと伝えている。