空港の保安検査強化へ、新型爆弾開発の情報 米当局

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米国行きの便で保安検査を強化

(CNN) 米国土安全保障省は、テロ組織が空港の保安検査で見つかりにくい爆弾を開発しているとの情報が入ったとして、欧州や中東から米国へ向かう国際便の一部について安全対策の強化を米運輸保安庁(TSA)に指示したと発表した。

同省によると、対象となるのは主に欧州と中東の空港で、具体的な対策の内容や空港名は公表していない。TSAが航空各社や各国の保安当局と連携して対応に当たる。米国内便は対象外。

乗客が機内に持ち込める品目に変更はない。ただ、靴や電子機器の検査が厳重になったり、爆発物検知のためのスキャン装置が使われたり、搭乗口での保安検査が追加されたりすることもあるという。早ければ来週にもこうした措置が導入される見通し。

米当局者によると、テロ組織が検知されにくい新型爆弾を製造しようとしているとの新しい情報が入った。具体的なテロ計画の情報は入っていないという。

米政府は2001年9月11日の同時多発テロを受けて航空安全対策の強化に乗り出し、乗客が手荷物などに隠して機内に持ち込もうとする爆発物の検出に力を入れている。

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