機内持ち込みの電子機器、保安検査の対象に 米国行き国際便

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空港の保安対策強化へ

ワシントン(CNN) 米運輸保安庁(TSA)は6日、米国行きの国際便の乗客が持ち込む電子機器について、爆弾ではないことを証明するため電源を入れるよう係員が要請する可能性があると発表した。電池切れの電子機器は機内への持ち込みを認めず、場合によっては乗客に対する追加検査を行う。

この措置は、テロ防止を目的とした保安対策強化の一環となる。米国土安全保障省は先週、テロ組織が空港の保安検査で見つかりにくい爆弾を開発しているとの情報が入ったとして、海外から米国へ向かう直行便の一部について安全対策の強化をTSAに指示していた。

TSAは、空港の保安検査を担当する各国の当局や航空会社などと連携して対応に当たる。

国土安全保障省のジョンソン長官はNBCテレビの番組で、「米国に対するテロの脅威は依然として存在する」と述べる一方、「過剰反応や過剰な憶測をするようなことではない」と強調した。

保安対策強化の対象となるのは米国外の空港のみ。現時点で米国内の空港は対象としない。ジョンソン長官は「現在の状況に対応するための適切な措置は講じた。乗客に不必要な負担は負わせない」と話している。

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