週末に銃撃戦が頻発、今月だけで14人死亡 米シカゴ
(CNN) 米シカゴ市の警察は24日までに、同市で先週末に計47件の発砲事件が起き、5人が死亡したと報告した。犠牲者には友人宅の寝室にいて住宅の外で発砲された流れ弾に当たり死亡した11歳少女も含まれる。
全米第3位の大都市であるシカゴでは最近、銃撃事件の増加が目立ち、市当局は対応策に追われている。今月第1週の独立記念日にかけた週末には事件が多発して60人以上が撃たれ、9人が死亡する異常事態となっていた。
シカゴ警察のマッカーシー本部長は、これら銃絡みの犯罪激増について効力が乏しい銃規制関連法が原因と主張。事件の再発を防ぐため連邦政府の強い介入などの指導力を求めた。
また、同市のエマニュエル市長は銃発砲は警察だけでは対抗出来ない問題と主張。地域社会ぐるみの問題であり、事態解決には地域社会全体の努力が必要と述べた。
シカゴ警察によると、11歳少女が死亡した事件では他に負傷者はいなかった。容疑者は捕まっていない。