米国人の大半が「ISISは重大な脅威」 世論調査
ワシントン(CNN) シリアとイラクで勢力を伸ばすイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)に対し、米国人の大半は「米国への脅威」と感じていることが、CNNと米調査機関ORCインターナショナルの共同世論調査で明らかになった。
24日に発表された結果によると、ISISを米国への「非常に重大な」脅威ととらえている人は全体の約半数。脅威でないと答えた人は1割にすぎなかった。
オバマ米大統領が掲げるISIS撲滅計画が成功すると考える人は約6割を占めた。この目的を果たすためにイラクやシリアへ地上部隊を派遣することについては、43%が賛成を表明。9月時点の38%を上回った。一方で、どちらの国にも地上部隊を送るべきではないとの意見が55%を占めた。
米軍が実施しているISISへの空爆については賛成意見が78%と、9月から5ポイント増加した。
24日に発表されたヘーゲル国防長官の辞任は、対ISIS戦略を巡るオバマ大統領との意見対立が原因との見方もある。
大統領の外交政策に対しては、支持しないと答えた人が54%に上った。対テロ政策も支持が47%、不支持が50%と、反対意見が上回る結果となった。
調査は21~23日、米国人1045人を対象に実施された。