今年のインフル予防接種、効果が低い可能性も 米CDC

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CDCは、今年のインフルエンザはウイルスに起きた変異のため、予防接種の効果が低くなるかもしれないと発表した

CDCは、今年のインフルエンザはウイルスに起きた変異のため、予防接種の効果が低くなるかもしれないと発表した

(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は4日、今年のインフルエンザはウイルスに起きた変異のため、予防接種の効果が低くなるかもしれないと発表した。

CDCによると、10月1日~11月11日に収集したインフルエンザウイルスの85サンプルを分析した結果、52%は今年のワクチンに使われているウイルス株と異なることが分かった。ウイルスが変異したことがうかがわれるという。

フリーデン所長は、「今シーズンは(インフルエンザが)重症化して、入院患者や死者が増えるかもしれない」と警告する。

今シーズンの報告数が最も多いのはA型(H3N2)ウイルスで、過去の例ではA型が流行すると入院患者や死者が増える傾向があった。

今年のワクチンには、2月の専門家委員会で決まった3種類のウイルス株が使われている。ワクチンの製造には4カ月かかるため、これから新しいワクチンを作り直す時間はないという。

それでも予防接種を受けておけば重症化を防ぐことはできるかもしれず、別の型のウイルスを予防できる可能性もあるとして、CDCは引き続き接種を呼びかけている。

CDCの統計によると、米国では2012~13年のシーズンでインフルエンザのため1万2337人が入院し、子ども149人が死亡した。死亡した子どもの90%は予防接種を受けていなかった。

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