米空港に到着した乗客が入院、エボラ流行国から入国
(CNN) エボラ出血熱の流行国に最近渡航した経験のある乗客が19日、米ユナイテッド航空便でニュージャージー州のニューアーク国際空港に到着後、病院に入院した。
病院の広報によると、「慎重を期すために」この乗客は同州のハッケンサック大学医療センターに入院して詳しい検査を受ける。
ユナイテッド航空の広報は、ベルギーのブリュッセルからニューアーク空港に19日午後に到着した便に乗っていた乗客のうち1人の具合が悪くなり、医療従事者が対応したことを明らかにした。ほかの乗客と乗員は、許可が出るまで機内で待機したという。
米疾病対策センター(CDC)によると、西アフリカでエボラ熱に感染した人が飛行機で他国に渡航したとしても、機内でウイルスが拡散する可能性は低く、「乗り合わせた乗客がこの疾患に感染する公算は極めて小さい」という。
エボラ熱のウイルスは、患者の血液などの体液に直接触れたり、体液が付着した注射針などに触れたりした場合に感染することがある。