米ディズニーランドではしか流行、50人あまり感染
(CNN) 米カリフォルニア州アナハイムのディズニーランドで客や従業員が相次いではしかに感染している。州衛生当局は21日の記者会見で、12歳以下の子どもやはしかの予防接種を受けていない人は、流行が収まるまでディズニーランドに行かないよう呼びかけた。
一方で、予防接種を受けていれば安全だと強調している。
同州では12月以来、59人がはしかにかかり、うち42人はディズニーランドか隣接のディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパークでの感染に起因することが分かった。
さらにユタ、ワシントン、オレゴン、ニューメキシコの各州に住む8人も、ディズニーランドではしかに感染していたことが判明した。
カリフォルニア州は16日の時点でディズニーランドのはしか流行にいったん終息宣言を出していた。ところが18日になって従業員1人が新たにはしかと診断されたため、流行はまだ続いていると判断した。
米疾病対策センター(CDC)によると、はしかは呼吸器系の症状を引き起こす疾患で、ウイルスは空気感染する。今回の流行は12月15日から20日にかけてディズニーランドを訪れた客の感染報告が相次いだことから発覚した。
ディズニーは20日、これまでに従業員5人がはしかと診断され、3人は完治したと発表した。従業員には予防接種を受けさせ、感染者と接触した可能性がある場合は検査を受けさせて、結果が出るまで有給休暇を取ってもらっているという。