ホワイトハウスに墜落の無人機、「酒酔い操縦」だった?
ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスの敷地内に無人機が墜落しているのが見つかった問題で、同機を操作していた男性は調べに対し、この日は酒に酔っていて、女性に見せようと無人機を飛ばしたと話していることが分かった。大統領警護隊(シークレットサービス)の関係者がCNNに明らかにした。
同機を製造した中国のSZ DJIテクノロジー社は28日、今回の騒ぎを受けて無人機のソフトウェアを数日中に更新し、ホワイトハウスや連邦議会議事堂といった制限区域の上空を飛行できないようにする措置を取ると発表した。
無人機は26日未明、ホワイトハウス東側の10ブロックほど離れた地点から飛ばされ、大統領居住区の上空を通過してホワイトハウスの敷地の南東側に墜落した。超低空で飛ぶ無人機が目撃されたことからシークレットサービスは午前3時ごろ、ホワイトハウスを封鎖した。
操作していたのは米国家地球空間情報局(NGA)の職員で、シークレットサービスの調べに対し、自宅のバルコニーか屋根の上で操縦していて制御できなくなったと説明。無人機を飛ばしたのは一緒にいた女性に見せるためで、酒に酔っていたとも話しているという。
NGAも27日の声明で、無人機は非番の職員が飛ばしていたことを確認した。職務とは無関係だったとしている。