3歳児発砲で負傷の両親、児童虐待容疑で逮捕 米西部
(CNN) 米西部ニューメキシコ州アルバカーキで3歳の男児が拳銃を発砲し、両親が撃たれて負傷した事件で、地元捜査当局がこの両親を児童虐待容疑で逮捕したことが9日までに分かった。
捜査当局によると、両親は拳銃を男児の手の届く場所に放置し、子どもの安全や健康への配慮を怠った疑いで、5日に逮捕された。
事件が発生したのは1月31日。男児は同市内にあるホテルの部屋で、母親のバッグから拳銃を取り出して発砲した。弾丸は父親の腰と母親の右腕を貫通。両親とも地元の病院で手当てを受けたが、すでに退院している。
拳銃はこの日に母親が購入し、バッグに入れた状態で高さ約90センチの小型冷蔵庫の上に置いてあった。男児は跳び上がってバッグをつかんだとみられる。母親は妊娠中で、室内には2歳になる男児の妹もいた。
当局は子どもたちの名前を明らかにしていない。
地元のCNN系列局が伝えたところによると、父親は重罪の前科があり、銃に近付くことが禁じられていたため、連邦法上の罪にも問われる可能性があるという。