ノースカロライナで耐性菌感染 1人死亡
(CNN) 米ノースカロライナ州の病院で、新型耐性菌「カルバペネム耐性腸内細菌(CRE)」に感染した患者が今年に入って18人確認され、うち1人が死亡したことが分かった。
同州の医療機関「カロライナ・ヘルスケア・システム」の報道担当者によると、患者のうち15人は入院時に感染していた。3人は院内で感染し、このうち1人が死亡した。死因は特定されていない。同担当者は、それぞれの患者の病状や感染経路の詳細に言及しなかった。
CREは重要な抗生物質が効かない細菌。米カリフォルニア州大学ロサンゼルス校(UCLA)医療センターは先週、内視鏡の処置を受けた患者7人がCREに感染し、2人が死亡したと発表した。内視鏡は規定通り消毒されたにもかかわらず、CREが付着していたとみられる。
カロライナ・ヘルスケア・システムの報道担当者によれば、同機関も通常の装置消毒手順に従っている。内視鏡を調べたが、どれもCREの反応は出なかったという。