ホワイトハウス、性的少数者用の手洗い所新設 権利擁護へ
(CNN) オバマ米政権は11日までに、ホワイトハウスの建物群の中に性的少数者に配慮した手洗い所を初めて設けたことを明らかにした。
男女の同性愛者、バイセクシュアル(両性愛者)やトランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)の職場での権利を尊重した措置。このトイレは、スタッフの事務所などが集まる西棟に隣接して建つアイゼンハワー行政府ビル内に位置する。
ホワイトハウス報道官はCNNの取材に、スタッフや招待客らは今後、西棟を含めそれぞれの性的指向に応じた手洗い所を利用出来ると強調した。
オバマ政権は昨年、性的少数者の権利擁護を強化するさまざまな措置を打ち出しており、連邦政府機関や連邦政府と契約を結ぶ企業などに対し性的指向に基づく差別を禁じる大統領令にも署名している。