ブッシュ前大統領に批判 退役軍人団体に10万ドルの講演料請求
ワシントン(CNN) ジョージ・W・ブッシュ前米大統領が、障害を負った退役軍人を支援する団体に対し10万ドルの講演料を請求したとして、同団体の一部メンバーから批判を受けている。
テキサス州に本拠を置く団体「ヘルピング・ア・ヒーロー」は、ブッシュ氏が大統領在任中に始めたイラクおよびアフガニスタンでの戦争で負傷した元兵士を支援する団体。関係者がABCニュースに語ったところでは、ブッシュ氏は2012年の寄付集めパーティーにおける講演料として、同団体に10万ドルを請求したという。
同団体は既に2万ドルを負担してブッシュ氏にプライベートジェット利用を提供。また、ローラ夫人にも昨年、講演料として5万ドルが支払われているという。
ヘルピング・ア・ヒーローの理事の1人であるエディー・ライト氏は8日、ブッシュ氏は金を受け取るべきではなかったとCNNに語った。
「指導者たる者、自らが戦地に送り込んだ兵士たちのための講演に金を取るべきではない」とライト氏は言う。ライト氏は2004年にイラクのファルージャでロケット弾の攻撃を受け、両手を失った。