ワシントンに暴風雪警報、週末にかけ首都マヒ状態に
(CNN) 米首都ワシントンを中心とする東海岸の一帯で記録的な暴風雪が予想され、22~23日にかけて空の便3000便あまりが欠航になるなど影響が広がっている。ワシントン市とペンシルベニアなど6州は21日に非常事態を宣言し、住民に厳重な警戒を呼びかけた。
ワシントン市やバージニア州、メリーランド州などの首都圏一帯に出された暴風雪警報や注意報は約3000万人に影響。竜巻や高波によって被害が出る恐れもある。ワシントンでは22日午後から23日夜にかけて最大で80センチ近い積雪が予想されている。
ワシントン首都圏では20日夕から21日朝にかけても積雪があり、通勤客が長時間足止めされるなどの影響が出た。ワシントン市長は事前の備えが不十分だったとして謝罪。バージニア州警察によれば、21日朝までに767件の事故があり、車が動けなくなったという通報392件に対応した。メリーランド州では幹線道路沿いを歩いていた男性が除雪車にはねられて死亡した。
しかし週末にかけての暴風雪はそれとは比べものにならないほどの強さになる見通し。
ケンタッキーからウェストバージニア、バージニア、メリーランド、ペンシルベニア、ニュージャージーの各州では30~60センチの積雪が予想され、公演やイベントは相次いで中止が決まった。