第2戦控えた共和党討論会、「経験不足」のルビオ氏が標的に
討論会ではもう1人の主流派、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事も、「行政の長としての経験がない人物に大統領を任せるべきではない」と主張し、首長経験なしで就任したオバマ大統領とルビオ氏は同じだと指摘した。
一方トランプ氏は、アイオワでの前回討論会を欠席したものの今回は復帰。ブッシュ氏との論争中にブーイングを受ける場面があり、聴衆が自身に対して批判的な層に偏っていると主張してさらにブーイングを誘った。
この日は討論会直前に北朝鮮の長距離ミサイル発射が伝えられたため、この件に言及してオバマ政権の「弱腰外交」を批判する候補者が続出した。
クルーズ氏は、オバマ政権によるイランとの核合意により、同国も北朝鮮と同様の核戦力を獲得することになると警告した。クリスティー氏も、民主党の有力候補とされるヒラリー・クリントン前国務長官はオバマ大統領に輪をかけて弱い大統領になりかねないと主張した。