共和トランプ、民主クリントン両氏がリード 南部SC州
同州では13日に共和党候補者のテレビ討論会が開かれた。その前後に実施された聞き取り調査によると、トランプ氏の支持率は開始前の40%から終了後は31%に下落。一方で個人攻撃の応酬から距離を置く姿勢を示したカーソン、ケーシック両氏の支持率が上昇したものの、その幅は調査の誤差範囲内にとどまっていた。
民主党の投票予定者は、56%がクリントン氏を支持すると答えた。第2戦のニューハンプシャー州を制したバーニー・サンダース上院議員の支持率は38%だった。
クリントン氏は特に黒人と女性の有権者から広く支持されている。2008年の同州予備選では、両者が有権者の過半数を占めた。
黒人ではクリントン氏の支持率65%に対してサンダース氏が28%、女性はクリントン氏60%、サンダース氏33%だった。白人ではサンダース氏が54%対40%で優勢。男性の票はクリントン氏49%、サンダース氏45%と割れた。
クリントン氏は外交政策、医療、人種問題、経済の各分野における対応力の評価で、サンダース氏に20ポイント以上の差をつけた。銃規制の分野もクリントン氏がリードしているものの、両氏の差は6%にとどまった。
「あなたのような民主党支持者の価値観を代弁している候補者は」との質問では、白人の3分の2がサンダース氏を選んだのに対し、黒人の7割はクリントン氏と答えた。
本選で勝てる候補としては、黒人の75%、白人の58%がクリントン氏を挙げている。